移動式ホットスポットの製作 2004.03.06

SONYさんの久々のヒット商品、PEG-TH55をボクも買ってしまいました(笑)
完成型とウワサされるこの機種も、やはり何かが足りませんよね?
そう、それは「PHSカード」や「AirHカード」が使えない事です。
毎度の事ですが、肝心なツボをはずす手法は、いかにもSONYさんらしいです
皆さんの中には、CF60を改造して使用されている方も、大勢おられると思います
クリエ愛好家のボクとしては、無線LANを使った別の手法でチャレンジしてみました
「移動式ホットスポット」なるモノを製作してみましたので、ここで紹介します。


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■材料の説明
今回製作した「移動式ホットスポット」には、以下のメーカ製品を分解して取り出した基板を組み合わせています
それぞれ個々の仕様についてはメーカのHPでご確認ください

(1) CFカード←→Ethernet
SUN COMMUNICATIONS Rooster

(2) Ethernet←→無線LAN
BUFFALO WLA-B11

それとバッテリについては、jttのMyBattery の大容量タイプ(4400mAh)を使用しました。





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■構造の説明
上の写真をご覧ください、構造としてはRoosterの基板の上にWLA-B11の基板を重ねた、2階建て構造になっています
言うまでも無く、各基板のネジ穴は合わないので、8mmの高ナット2本で工夫して結合しました

下の方に有る子基板は無線LANのアンテナで、ストリップラインになっておりますので、ゴム製の両面テープで絶縁固定してます
元々、WLA-B11のアンテナはダイパシテイになってましたが、スペースの都合でリフレクタは外しました
※セミリジットケーブルの取り回しが何とも不安ですが・・・

2階建てにした時の厚みを節約する為に、元々WLA-B11に付いていたRJ45コネクタとDCジャックは、半田吸い取り器で除去しました
それと妙に背の高いケミコン(10V/100μF)が3個有りましたので、これも背が低くなるように付け替えました

以上の工夫により、2階建てにした基板の厚み合計を25mmに抑えることができました。
※WLA-B11の無線LANモジュールはMini-PCIなので、正確には3階建てです。





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■Ethernetと電源ラインの配線
Ethernetについては、WLA-B11に付いていたRJ45コネクタを除去しましたので、通常のLANケーブルではなく、
フラットケーブルで直結しています、結線方法はストレートで、以下の4本だけです
(1) --- (1)
(2) --- (2)
(3) --- (3)
(6) --- (6)

電源については、WLA-B11は3.3V動作ですので、Roosterの5V系からおすそ分けしてもらっています
5V→3.3Vの電圧変換はいつもの通り手抜きで、整流用ダイオード2本を直列にして落としました





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■ケースと使い心地について
ケースについては、なかなか良いモノが無く、今のところ100円ショップで見つけた
ポリエチレンの葉書ケースに入れております

電源スイッチは有りません、MyBatteryのジャックを挿せば電源ONになります
電源ON後、30秒程でプロバイダに接続されます

MyBatteryが満充電の状態で3時間程使用できるようです
MyBatteryの電圧設定スイッチは7.2Vで使用します、これ以外の電圧では電流が取れないのでNGです

Roosterの動作電圧は、メーカのHPでは12Vとなっていますが、実際は6Vぐらいでも動作するようです
車のシガーライタに直結できます、車載用アクセスポイントとして使用してもおもしろいのではないでしょうか


■追記:2004.03.10
先日、社用で東京方面に行った時に、本機のフィールドテストをしました
停車中の新幹線車内や、外を歩きながら、あるいはレストランで食事中など、
様々な場面で全く問題無くネット接続出来ました。

最初コレをポケットに入れて使うつもりだったのですが、サイズ的にちょっと無理でしたので
結局カバンの中に入れて使うことにしました。

ネットに接続する時と切断する時に、カバンの口をちょっとだけ開けて
電源ジャックの抜き差しをする以外は、本当にさりげなくネットサーフィンが出来ました
通りすがりの人が見ても、ボクがネットをしているなんて、全く気付いて無いでしょうね。

以下は本ページの関連スレッドです
特にクリクラで色々意見やアドバイスを下さった方、どうもありがとうございました

CLIE T/TG/THシリーズ専用BBS by CLIE User Club!
移動式ホットスポットの製作
http://www.clieclub.jp/cgi-bin/c-board/c-board.cgi?cmd=ntr;tree=8191;id=T_bbs

Clie Source Wireless forums
The portable Hot-Spot
http://www.cliesource.com/forums/showthread.php?s=&threadid=44175

米国Clie Sourceの反応はイマイチですね
やはり、CFカード通信自体が日本独自のモノなので、欧米人の興味をひかないようですね
そういえば3年位前のCOMDEX会場で、DoCoMoが大々的にブース出展してたのを見て来ましたが、
imodeなんて米国人に受け入れられるワケ無いと思ってました、実際そういう事でしょうね…


■追記:2004.04.04
ぴったりサイズのケース有りました
奥行きが20mm程長い以外、ぴったりサイズのケースを見つけましたので、早速組み込んでみました。

使用ケース
【メーカ】 テイシン電機 モールドケース・材質ABS
【MODEL No.】 TB-49B
【SIZE】 W105 x D150 x H28



ケースは上図のようになっており、フタと底板がスライド式に噛み合う構造なので
D方向であれば、自力で好きな長さにカットする事が可能です。
ボクは、フタ・底板共に20mmカットしてみました。(加工にはアクリル板用のPカッターを使用しました)
下の写真をご覧ください、どうですか「ぴったりサイズ」でしょう?


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ケース加工について
ケースの上面に通信カードを抜き差しできるように角穴を開けました
また電源ジャックもこの面に取り付けてみました



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これで、背広の内ポケットに楽々収納できるようになりました。
ちょっとゴソゴソしますが、MyBatteryといっしょに内ポケットに入れて使用しています。



■最後に
ボクのHPを参考にしてチャレンジされる方に
このような改造は、メーカの方が見たら腰を抜かすような事だと思います
こんなことをしたら言うまでも無く、保証も何も有りません
初心者の方は絶対に真似をしないように
改造は腕に自信の有る方のみ、あくまでも自己責任でお願いします。

Copyright 2004. Mini's materials room. OSAKA JAPAN

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