チャレンジ!異文化コミュニケーション 2006.12.10

ミニーの資料室をご覧下さる方は、ほとんどがPalmOSユーザの方だと思います
ボクも長年に渡りPalmOSだけを愛用し続けてきましたが、
残念ながら、ここ最近のスマートフォンの動向を見る限り、
OSとしては WM5(Windows Mobile) が主流になって来ております
ボクとしては、「このままPalmOSだけに固執していると、ようやく日本国内に根付いて来た
スマートフォンの利便性にふれる機会が巡って来ないなぁ・・・」と常々感じておりました
それで、色々悩んだ末に Treo750vhTcZ の2台同時購入という大胆な決断をしました。


■WM5マシンについて

まず、今回購入した2台のWM5マシンについて軽く紹介しておきますね

★Treo750v
これぞスマートフォンの完成型とも噂される、Treoの正しい血統を受け継ぐマシン
今年からTreo使い(PalmOS Treo650)の仲間入りをさせてもらったボクですが、何と言っても
ストレート型で、ポケットから出してすぐに片手でプチプチ打てるキーボードが最大の魅力ですね。
一度使い始めると、もう手放せなくなりますよ
Treo750vはこれのWM5搭載機で、Treo初の「3G/UMTSネットワーク」に対応しています
短所としては「英語版である」「画面の解像度が低い(240x240)」「無線LANを内蔵していない」の3点でしょうか。

 

★hTcZ
外見は従来のPDAスタイルでありますが、何と、このサイズでスライド式キーボード付きなのです
コンパクトながら「3G/UMTSネットワーク」「Bluetooth」「無線LAN」の夢の全部付き
ボクのように通信重視のユーザには、たまらないスペックですね
本マシンの最大の特長は、何と言っても「DoCoMo正規端末」という事です、
最初から日本語版なので、買ったその日から、誰でもすぐ使い始める事が出来ますよ
短所としては「キーボードのスライドに1アクション必要」「片手では打てない」の2点でしょうか。

 

以上のようにボクとしては、それぞれ異なる個性を持つマシンで、それぞれのスタイルで運用が可能である事。
またPalmOSの世界では、もう日本語版の製品が発売されなくなりましたが、一昔前にクリエで行ったような
同じOSの「日本語版」と「英語版」を入手する事で、実機上での比較、検証、そしていわゆる「禁じられた遊び」
が可能になるという教材としての役割。 などが主な購入動機であります。


■Treo750vのリアル日本語化
PalmOSでは自称パワーユーザ(笑)のボクでも、WM5はほとんど経験が無く、まったくのド素人であります。
そんな訳で、異文化コミュニケーションの手始めとして、とりあえず「Treo750vのリアル日本語化」にチャレンジしてみました。
(・・・って、いきなりそれやったの?)
リアル日本語化を行うにあたって、ボクは「とりあえず壁まで行きたい」と考えました。
「壁」とはある程度のパワーユーザが到達出来る地点で、そこを超えるには更に相当なスキルが必要という地点の意味です。
具体的な作業については、WEB上に散在する情報が非常に参考になりました。
慣れない作業で時間がかかりましたが、お陰様で何とか出来ました、それではスクリーンショットをご覧下さい。

いつもより沢山貼ってみました(^^)


■壁まで行けたの?
ゼロからスタートしに到達するまで、2週間以上かかりました。
作業内容につきましては、正に「禁じられた遊び」そのものでありますので、具体的な説明は伏せさせて頂きますが
大雑把な概要だけ下記にまとめてみました。

★壁に到達するまでのプロセス
(1)ロケール情報の日本語化
  → Palmで言えばJ-OSやJaPonを導入、あるいはロケール情報の詐称をしただけの状態の事を指します
(2)hTcZからROMファイル吸出し
  → Palmで言えばFilezで行える単純作業、WM5ではかなり大変な作業になります(あえて容易な道を選択しなかったボクです。(+_+;;)\バキ!!)
(3)mui偽造
  → Palmで言えばオーバレィ偽造にあたります、WM5ではオレオレ署名という作業が必要になります
(4)OS基本部分&ROM内蔵アプリの日本語化
  → Palmで言えば日本語オーバレィを導入した状態、WM5では上記で偽造したmuiや日本語ヘルプファイルを導入します
(5)moperaUメールの自動受信
  → ボクは緑カードのユーザですので、これが出来ないと話になりません

ボクとしては、ここまでが壁の内側かなぁと思っております、ここから先には何が有るのかな?
ちょっと思いつくままに挙げてみますと・・・

★壁の向こう側にあるもの
(1)ATOKの文節変換と推測変換の両立
(2)Picsel File Viewerでの日本語PDF(非フォント埋込)の表示
(3)電話発着信時ダイアログでの姓名逆表示の問題(例:山田太郎なら太郎山田と表示されます)
(4)Today画面、電話番号検索欄でのカタカナ入力(Today画面ではSIPが無効なんですね)

基本的に壁の向こう側は良く見えてませんので、まだまだ多数あると思いますが・・・
これらの回避方法をご存知の方がおられましたら、Mini's BBSに書き込みをお待ちしております。m(_ _)m


■やはり持ち歩くマシンは2台
大部分のPalmユーザの皆さんは、いつも「Palm」と「携帯電話」の2台を持ち歩かれていると思います
「Palm」はPDAであり、「携帯電話」は音声通話&通信モデムとしての役割分担が明確に有りますよね
ボクもそんなユーザの一人です。心のどこかで「出来れば1台にまとめたい」という希望は有りますが
悲しいかな日本のPalmユーザには、今のところ、そのようなスタイルは選択出来ません。

ボクはここしばらく、今回購入したマシンを交互に持ち歩き、運用してみました。
運用してみて実感したのは、hTcZやTreo750vのような本来の意味のスマートフォンの登場によって、
上記の役割分担が変化しつつあるなという事です。
今まで単なる通信モデムに過ぎなかった携帯電話だったわけですが、
メールやブラウザなどの通信関連のアプリは、残念ですがPalmよりWM5単体で行う方が快適なのです。

ただし、PIM関連をはじめとする、痒いところに手の届く様々なアプリや全体的な操作性に関しては、
まだまだPalmが優位であるのも確かであり、
役割分担の線引きをするなら「通信はWM5」「通信以外はPalm」かなぁと考えるようになりました。

それからボクの場合、2台のマシンを持ち歩く、何よりも一番大きな理由として
今年の夏、ハワイでTreo650を1台だけ持って旅行しましたが、
あの時の「安心感」のようなものが、WM5のスマートフォンには無いという事なんですね、
長年に渡りPalmばかり使ってきたので、もう体の一部分になってるのでしょうね、困ったものです(笑)
そんな訳で、ボクはWM5のスマートフォンを当面「通信端末+携帯電話」として使って行こうと考えております。


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