Mini's patch for DoCoMo V3.00 リリース 2004.10.26


クリエ愛好家の証VZ90を購入しました(ホント高価な教材です、今回は笑ってられません)
ご存知のようにVZ90で、SONYさんがサポートする通信カードはAH-S405Cのみです
DoCoMoユーザのボクとしては、これでは困ってしまいますので、早速ドライバ解析を行いました
その結果、今回はPHSカードP-in Free 2PWLと、FOMA CF通信カード P2402
以上2種類の通信カードをVZ90で動作させる事に成功しました

さぁ、DoCoMoユーザの皆さん、これで安心してVZ90を買えますよ!
(安心して買える値段じゃ有りませんが・・・)

【ご注意】本パッチはクリエVZ90専用です。


■作業手順
パッチ当てソフトは、以下よりダウンロードし、適当なフォルダに解凍後 setup.exe を実行してください

Mini's patch for DoCoMo V3.20のダウンロード(1418KB)

(手順1)
Filezを使い、VZ90の本体ROM内に有る、以下の2つのファイルをMSにコピーします。
CFDDIP128Sinf.prc
CFDDIP128Svdrv.prc

(手順2)
このMSをPCから読み書きできるようにします。

(手順3)
MiniDoCoMo3.exeを起動しておき、ここに先程コピーしたファイルを、ドラッグ&ドロップします。


(手順4)
2つとも Completed の表示になりましたら、パッチ当ては完了です。


(手順5)
パッチ当てが完了すれば、MS内には以下の4つのprcファイルが新たに増殖しています。
注:パッチを当てる前のprcファイルも残ってます。

パッチを当てる前 パッチを当てた後、増殖したファイル
CFDDIP128Sinf.prc CFDoCoMo2Pinf.prc(P-in 2PWL用inf)
CFFOMA3Ginf.prc(P2402用inf)
CFDDIP128Svdrv.prc CFDoCoMo2Pvdrv.prc(P-in 2PWL用vdrv)
CFFOMA3Gvdrv.prc(P2402用vdrv)

増殖した4ファイル全て、または必要な通信カードのinfvdrvをVZ90のRAMにコピーし、本体をリセットします。


■使い方
以下P-in Free 2PWLの場合と、P2402の場合に分けて説明します

【P-in Free 2PWL】の場合

P-in Free 2PWLの上面に有る、モード切替スイッチは「PHS」の位置にセットしてください。
CF Utility画面上でP-in Free 2PWLが対応カードとして表示されるようになります。
本画面で「電波強度」と「自局電話番号」の確認が出来ます。



メディア情報の方も、以下のように、対応カードとして表示されています。



接続の設定で「媒体」のところは、以下の様に「P-in 2P」と設定してください。





【P2402】の場合

CF Utility画面上でP2402が対応カードとして表示されるようになります。
PHS通信カードとはATコマンド体系が異なる為
本画面で「電波強度」と「自局電話番号」の確認は出来ません。
電波強度は、CF Utilityを起動した状態で、カードのLEDで確認出来ます。
 強(アンテナ3本)・・・青点灯
 中(アンテナ2本)・・・青ゆっくり点滅
 弱(アンテナ1本)・・・青速く点滅
 圏外・・・赤点灯



メディア情報の方も、以下のように、対応カードとして表示されています。



接続の設定で「媒体」のところは、以下の様に「P2402」と設定してください。



モペラに384Kのパケット通信で接続するには、以下のような設定になります。
「ユーザ名」「パスワード」は適当な文字を入れておきます


384Kのパケット通信で、思うように速度が出ない場合、以下の初期化コマンドを試してみてください。


それから「上の画面で設定できる速度が115,200bps迄なのに、なぜ384Kbpsも出るの?」と質問された方がおられましたので回答しますと
FOMA P2402では115,200bps(クロック分周比=1)で設定された時、通信カード内部のクロックが通常の4倍になります
つまり端末側速度は460,800bpsになり、これで空中線側384Kbpsを上回った速度設定となる仕組みです。
※ただし実際クリエで通信する分には、384Kbpsの半分の速度も出ていないと思いますが・・・


■P2402の不具合修正について(2004.11.21)
P2402でモペラ接続後にtime outが出て、受信できないという不具合につきまして
ドライバ内部のタイミングに関わるロジックを見直し、大胆な変更をしてみました

具体的には、CF通信カード側のFIFOに依存したロジックに変更しています
P2402は、何と200KBもの受信用FIFOを内蔵しています
※これに対し、クリエのシリアルマネージャの受信バッファは、512Byteしかないみたいです
大きなデータ(FIFO容量の2〜3倍以上)をダウンロードした場合、どうなるかについては検証しておりません

最初、time outが出ないようにすれば通信速度が落ちるし、
通信速度を優先したらtime outが出るという状況で、調整が大変でしたが
今のところtime outが出るような事は起こっておりませんので、これで大丈夫かなと思っています

スピードテストをしてみました、室内でおおよそ110Kbps出ています
VZ90は、NX80Vと比べてCPUクロックが遅い分、通信速度もちょっと遅いみたいですね
やはり、3G通信カードのフルスペックを出す為には、400〜500MHz以上のCPUが必要なのかな・・・
※以下のHPのデータサイズ160KBで確認
http://homepage2.nifty.com/oso/speedtest/


■最後に
ボクはVZ90の新製品発表を見た時、このマシンがCFスロット付きという点以外、あまり魅力を感じませんでした。

「どうせNX80Vあたりからドライバを持ってくれば、AH-S405C以外の通信カードも使えるんだろう」と考えていたのです
ところが、色々と情報を集めるうちに、本当にAH-S405C以外は使えない、出来の悪いマシンだという事実が判明しました。

昔から「出来の悪い子ほど可愛い」とは良く言ったもので、ボクは急にこのマシンが欲しくなって来ました
ボクがあれこれパッチを当てる事で、人並みな通信環境にしてやりたい・・・と変な親心が湧いて来たのです
というような訳で、先週VZ90を購入しちゃいました(一般人の購入動機とは、ずいぶんかけ離れていますね)

今回「P-in Free 2PWL」「P2402」の2種類以外にも、手持ちの幾つかの通信カードで実験しましたが
どれもこれも安定しません、具体的には通信ポートのオープン/クローズは正常に行えるものの、
通信中に「致命的なエラー」が出たり、急に画面が真っ暗になってハングアップしたり、ホント実に楽しいです(+_+;;)\バキ!!

結果的に、たまたま安定動作したのが、今回紹介した2つの通信カードだけでした。
VZ90で、ここから先の展開を考えると、越えなければならないハードルが幾つか有ります
つまり、バスタイミングの問題とか、バスタイミングの問題、或いはバスタイミングの問題が・・・
まぁ、ゆっくり解析していきますね。


追記:2004.10.31
本記事の1SRC関連スレッドです

1SRC SONY VZ90 forums
CF slot problem of VZ90
http://www.1src.com/forums/showthread.php?t=72272


■更新履歴
2004.10.26 Mini's patch for DoCoMo V3.00リリース
2004.11.21 P2402でモペラ接続後にtime outエラーが出る不具合を修正 --- V3.10
2004.12.11 P2402でClieMailにて、本文が20KB以上有るようなメールが有った場合にtime outエラーが出る不具合を修正 --- V3.20


Copyright 2004. Mini's materials room. OSAKA JAPAN

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