FOMA P902i のBluetooth機能を試す 2006.01.30


先日、音声端末をFOMA P902i に機種変更しました
2年前、旧機種のF900iTを使い始めてからというもの、
ボクにとって携帯電話にBluetooth機能は必須のものとなりました
ただ、F900iTのBluetooth機能は色々不満に思う点が多く
最新機種では、この辺りがどう改善されたのか試してみました。

写真の説明
(左から)クリエTH55E1 完全日本語化版、FOMA P902i、mobilecast MPX3000RP

■FOMA P902i でサポートされるプロファイル
以下にFOMA P902i でサポートされるプロファイルについて説明します

DUNP(ダイヤルアップネットワーキングプロファイル)
ボクにとっては最重要のプロファイルです、PDAやPCとBluetoothで接続し
FOMA端末をモデム代りにして、パケット通信(384K)やデータ通信(64K)を行えます
クリエTH55E1との接続は、本プロファイルを使用します

HSP(ヘッドセットプロファイル)およびHFP(ハンズフリープロファイル)
Bluetoothヘッドセットや車載用のハンズフリー機器で通話を行えます
mobilecast MPX3000RPでの通話はHFPを使用します

A2DP(オーディオプロファイル)およびAVRCP(オーディオ/ビデオリモートコントロールプロファイル)
P902i にはSDオーディオという音楽プレーヤのアプリが入っています
A2DPにより、高音質なステレオサウンドをワイヤレスで再生できます
またAVRCPでは、ワイヤレスリモコン機能を提供します
mobilecast MPX3000RPでは、この両方のプロファイルに対応しています

OPP(オブジェクトプッシュプロファイル)
本プロファイルで、P902iの電話帳データを、Bluetoothで転送できます
転送はP902i → 外部機器の方向のみ(つまり送信のみ)
試しに電話帳データをクリエのアドレス帳に転送してみましたが、
データフォーマットが違うのか、うまくいきませんでした

このように、中にはイマイチのプロファイルも含まれますが
旧機種のF900iTではDUNP、HSP、HFPの3つだけでしたので、
対応プロファイルの数としては、かなり進歩しております

■外部機器と接続してみましょう
今回はFOMA P902i にクリエTH55E1とmobilecast MPX3000RPの2つの機器を接続してみます
まず、Bluetoothで何をしたいのか、その目的を明確にしておきます

(ア) クリエでダイヤルアップ接続したい
(イ) ワイヤレスでハンズフリー通話がしたい
(ウ) ワイヤレスでSDオーディオ(音楽プレーヤ)を楽しみたい

今回は、上記3つの機能をBluetoothで実現させます
それぞれの機器とは予めペアリングをさせておきます
以下はペアリングが完了した、P902i の接続機器リストです


次に「登録機器接続待機」メニューで、ハンズフリーとダイヤルアップにチェックを入れます

P902i側の設定として、(ア)と(イ)については、これでOKなのですが
(ウ)SDオーディオについては重大な問題点があり、これについては後述します

■(ア) クリエでダイヤルアップ接続したい
今回は、クリエTH55E1 完全日本語化版を使用しました、本機は

 ・ロケール情報の詐称
 ・オーバレィ偽造
 ・シルクマネージャへのパッチ

と、大きく分けて3つのハッキング技法で実現したもので、完全に日本語版TH55になっております
※本機をTH55ユーザの友人に見せても、ボクが説明するまで、欧州版だとはわかってもらえませんでした

日本語化において、J-OS、CJKOS、Japon等のアプリは一切使っておりません
これに関しては、また別の機会で紹介出来ればと思ってます。
※とてもグレーな技法なので、永久に紹介出来ないかも知れませんが・・・

まず、TH55E1のBluetoothのON/OFF制御に関しては、
タスクバーのBluetoothアイコンをタップして出てくる「ワイヤレス情報」メニュー(写真左)
または環境設定パネルのBluetoothから実行出来ます(写真右)


接続の設定画面です
384Kのパケット通信の場合、おなじみの初期化コマンドを入力しておきます


ネットワークの設定画面です
384Kのパケット通信の設定です
「ユーザ名」「パスワード」は適当な文字を入れておきます


以上の設定でクリエでダイヤルアップ出来るようになります
NZ90、TG50、UX50のBluetooth内蔵機種の設定も同様になります

■(イ) ワイヤレスでハンズフリー通話がしたい
mobilecast MPX3000RPの各ボタンの位置を示します


・電源のON/OFF
電源が切れている状態で、ファンクションボタンを2秒間長押しでON
電源が入っている状態で、ファンクションボタンを3秒間長押しでOFF

・電話を受ける
電話の着信があるとヘッドフォンから着信音が鳴ります(着信音はP902iで設定された音です)
ファンクションボタンを1回押すと電話を受けることが出来ます
通話中の受話音量はコントロールスティックの上下で調整出来ます
※コントロールスティックはタングステンの5Wayナビと同じような操作です

・電話を切る
通話中にファンクションボタンを1回押すと通話を終了します

・電話をかける
P902iでダイヤル操作して発信し、ファンクションボタンを1回押すとハンズフリーに切り替わります

・リダイヤルする
ファンクションボタンを2回押すと、最後にかけた番号にリダイヤルします

以上のように、ハンズフリー通話をするには十分な機能があります
特筆すべきは、クリエでダイヤルアップ通信中でも、ハンズフリーで着信出来ることです
これは旧機種のF900iTでは出来なかったことなので、これだけでも機種変更したメリットがありました

■(ウ) ワイヤレスでSDオーディオ(音楽プレーヤ)を楽しみたい
残念なことに、ワイヤレスでSDオーディオを聞くためには
ダイヤルアップの接続待機を無効にしなければなりません(とても残念な仕様です、何で?)

まずダイヤルアップの接続待機を無効にします


次にMPX3000RPとオーディオで接続します


最後にSDオーディオを起動し、再生ボタンを押すと、Bluetoothで出力するか聞いてきます
ここでYesを押して初めてワイヤレスで音楽を楽しむことが出来ます(あ〜メンドウだ)


ワイヤレスでSDオーディオの操作

再生・一時停止・停止
コントロールスティックを真下に1回押すたびに、再生と一時停止のトグル操作
一時停止状態からコントロールスティックを左右どちらかに1回押すと停止

音量調整
音量はコントロールスティックの上下で調整出来ます

ワイヤレスでの音質は、想像以上に良い音です
ボクはMPX3000RP付属のものは使わずに、NX80Vに付属していたSONYのステレオイヤフォンを使っています
ボクは高級なイヤフォンは持ってません、手持ちの中で、これが一番良い音のような気がします

また音楽を再生中に、ハンズフリーで着信することも可能で、この場合、通話中は音楽が停止され
通話を終了後に、コントロールスティックを真下に1回押すことで再び音楽の再生に戻ります
このあたりはたいへん良く出来ています


■最後に
2年ぶりに機種変更したP902iですが、旧機種のF900iTと比べてみると、たいへん進歩したものです
ただ、SDオーディオの操作面だけは残念な気がします
それとOPP(オブジェクトプッシュプロファイル)ですが、携帯で撮影した画像ぐらいは
転送出来るようにしてもらえませんか>DoCoMoさん


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